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植物アルカロイド(しょくぶつあるかろいど)
天然に存在している植物を原料としてつくられた抗ガン剤
植物アルカロイド は天然に存在している植物を原料としてつくられた抗ガン剤です。ただし、漢方薬のように薬草全体を使用するのではなく、植物に含まれる有効成分(単一物質)のみを化学合成して用いるのが一般的です。
植物アルカロイドは細胞分裂を止めて(ガン細胞の有子分裂を阻害)、ガン細胞の増殖をおさえます。微小管の形成を抑止することで細胞分裂を阻害します。微小管は細胞分裂の活性源で、これ無しには細胞分裂が始まりません。微小管作用薬という分類に入れられることもあります。微小管は神経細胞の働きにも重要な役目を担っているため、手足のしびれなどの神経障害が出ることがあります。
【副作用】
骨髄抑制、下痢、口内炎、うつ錯乱等の精神神経障害、激しい脱毛。
これらの抗がん性アルカロイドは植物より産生され、微小管の形成を抑止することで細胞分裂を阻害します。微小管は細胞分裂の活性源で、これ無しには細胞分裂が始まりません。この種のアルカロイドの代表はビンクリスチンなどのビンカアルカロイド(ニチニチソウアルカロイド、vinca alkaloids)が挙げられる。
【代表的な薬剤】
ドセタキセル、パクリタキセル、ラステット、ナベルビン、タキソテール、タキソール、オンコビン、オンコビン、フィルデシン、エクザール